意思疎通に”言葉”はとても大切です。日本人が大切にする、”阿吽の呼吸”は、美しいものですが、相手の気持ちまで探るのはとても難しいものです。

​

サッカーの試合中に誰かにパスをしたい時、「ゴールまでとりあえず走って！」と相手に言うのと、「センターラインを超えたら、ゴールの右側に向かって走って！」というのとでは、相手の動きが変わってきますね。自分がどう動きたいのかも相手に伝えることができます。

​

この本では、「論理的」に思考や判断をすることの大切さをサッカーを通して話をしています。難しく感じたり、「うちの子はこんなに話が上手じゃ無いから…」と思うかもしれませんが、まずは親が子供に「考えながら」話をすることが、子どもの成長に貢献できることにも触れています。

​

私も日々子どもたちと接していて、うまく自分が思うことを伝えられずに後悔したり、全くどうしたら良いのかがわからない時があります。でも、あきらめずにコツコツと、「伝えたい」という気持ちを大切に日々を丁寧に生活していくことが大切なのかな、と思った一冊でした。

​

​

”考える力”はサッカーを変える。

​

​

​ぜひ、皆さんの日常を少し変えるヒントになれば幸いです。