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OluOlu通信

070号
​2025年9月

​秋晴れ、カモン!

とにかく暑かった夏が終わると期待したものの、9月も暑さと共に過ごす日々でした。そして暑さの合間に、激しい雨の日もたくさんありました。ここ品川区でも​豪雨で川が氾濫し、浸水被害が出ました。大雨はちょうど子供たちの下校時刻だったこともあり、心配された方も多かったと思います。屋根や窓に打ち付けるヒョウ交じりの雨音がとても強く、窓ガラスが割れるのではないかと心配したくらいでした。自然の圧倒的な力を感じ、改めて、備えの大切さを感じました。

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9月7日

​2学期最初の日曜日。夏休みが終わり1週間がたち、すっかり休みモードも抜けてきたころです。2学期に運動会がある子が表現のダンスについて話してくれました。それを聞いて「俺もソウラン節やったなー!」と年上の子が一緒に踊り、周りにいた子たちもワイワイ。サッカー教室前のそんな自然なやり取りを見るもの、とても楽しい時間です。ダンスの本番が待ち遠しいですね!

さて、この日はトラップをたくさん練習しました。

身体に当てようとしても、どうしても怖さが先に立ち、手でキャッチしてしまうお友達もいました。強いボール、直接飛んでくるボール、顔の近くに来るボールは怖く感じるものです。そんな子には近い距離から、弱くバウンドしたボールを身体の当てやすいところに当てることから始めました。

飛んでくるボールを身体に当てることに慣れてきたら、次は当て方にも気を付けて練習しました。ポイントはボールの勢いを吸収するように当てることでしたね。これがなかなか難しかった!ボールが当たる瞬間にほんの少しだけ身体を引いて柔らかくふんわりと受け取る感じ…みんなはそのイメージを動きにつなげることが出来たかな?

​そしてさらに、3秒以内にトラップしてパスを出す、ということにも挑戦しました。時間制限があると身体が、緊張してこわばり、跳ね返してしまう子も見られました。時間制限があったり、ディフェンスによるプレッシャーがあると、出来ていたことでも一気に難しく感じますね。どんな状況でも自分のプレーが出来るって、とても練習が必要なことです。無意識でトラップができるようになるくらい、これからも反復して練習していきましょう!

​それぞれのペースでトラップ練習中

トラップしてからドリブルの練習

​恒例!試合後の倒れこみ!

​9月28日

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​梅雨の間から夏の猛暑の期間は、屋内施設を借りてOluOluサッカー教室を開催していました。今日はみんなお待ちかね、屋外施設を借りました。秋晴れの太陽の下、元気いっぱい、思いっきり動きました。みんなの笑い声が高い空に響いて、本当に気持ちがよかったですね!

OluOluではペアのパス練習にたくさん取り組みます。サッカーはボールひとつで“つながる”ことを学べるスポーツ。サッカーのパスは自分と相手の双方がボールの動きとタイミングを意識して成立しますよね!

意識するための第一歩として、OluOluではパス練習の際に「相手の名前を呼んでからパスを出そう!」を伝えます。

特性のある子どもたちには“相手動きや受けやすさを考えること”が苦手な場合があります。しかし、名前を呼ぶというシンプルなステップを加えることで、自然と相手を見て、意識が向き、「誰に」「どう」ボールをつなげるかを考えるきっかけになります。相手の名前を呼ぶのが恥ずかしく感じる子には、「蹴るよ」「いくよ」など口にできる言葉を使うように促します。

今回のサッカー教室では、2人でのパス練習の後、3人でのパス練習にも取り組みました。3人でやることで、誰に出すか、判断と意思表示がより重要になってきます。パスを出すときに名前を呼ぶだけでなく、もらう側も手をあげたり、徐々にコミュニケーションが育っていく様子が練習内で見られました。

パス練習の後は、パス&ゴーと試合。​最後までみんなよく頑張りました!動くとまだまだ汗だくになりました。水分、塩分もちゃんと補給し、たくさん使った筋肉もいたわってあげましょうね。

​名前、呼べてるね!

​「パスパス!」ナイス声出し

​試合番外編!

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【発達障害の生きづらさはスポーツで解消される!】 著者:西薗一也

OluOluで、何度かなわとびや走り方教室などで講師として来ていただいたことのある、西薗一也さんの新しい著書です。

「この本では、発達障害があることによって日常生活にお困りのお子さんと、その親御さんがより暮らしやすくなることを最大の目的として、スポーツや運動を楽しく上手に習得していくためのヒントを、症状改善のカギとなる「成功体験、自己肯定感の向上」の方法を軸にまとめています。」(本文より)

つながるカラダとココロ スポーツ広場の代表でもある西薗さんは、常にその温かく大きな声と笑顔で子どもたちの心をあっという間に鷲掴みにします。スポーツを通して自己肯定感を上げていくことにより、日常生活のあり方にも変化が見られるといいます。きっと皆さんも共感できるところがあるのではないでしょうか?

​一度この本を手に取って、また一つ日常生活へのヒントを増やしてみませんか。お子様と保護者様の笑顔がより明るいものとなり、きっと心の支えとなってくれるはずです。

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【編集後記】​

​2学期が始まるとあっという間に年末が来て、短い3学期が一瞬で過ぎ、気づいたら年度末になるという感覚です。ハロウィングッズが並び始めてからの時の流れの速さって…1秒が0.7秒くらいに減らされているんじゃないか?と疑いたくなります。なんて言いつつも、日が陰るのが早くなりちょっと肌寒くなってきた頃に、温かい飲み物を準備して文庫本に手を伸ばしたり、夜空見上げてをボーっとする、そんな秋の夜長な過ごし方を、思わずしたくなるから不思議です。

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