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OluOlu通信

069号
​2025年8月

​ワクワクの夏休み!

強い日差しにセミの声。とにかく暑かった8月でした。子どもたちにとって夏休みは、いつもと違う時間の流れの中で、おもいっきり好きな事に没頭したり、初めての場所に行ったり、新しい発見をできる最高の日々。OluOluでも、普段のサッカー教室に加えて、この8月は鉄道会社への企業訪問という特別なイベントを開催しました! 電車に親しみのある子どもたちにとって、働く現場を見学することは大きな刺激となり、働く未来を考える小さなきっかけにもなります。今号では、OluOluサッカー教室の活動報告と共に、その企業訪問の様子をレポートします。

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8月3日

​外は太陽が本気を出したような暑さ! 朝から気温と日差しがすさまじかったこの日のサッカー教室にも、子どもたちが元気に集まりました。梅雨時期以降、暑さが落ち着くまでは可能な限り屋内での開催にしています。1時間半の活動時間の中で、水分休憩はこまめに、そして塩飴による塩分補給も2回程度入れています。

 

今回も​子ども達の人数と同じくらいボランティアの皆さんが参加してくれたおかげで、大人と子どもでのペア練習が出来ました。パス練習はまずは手でボールを投げてキャッチする動きから始めました。自分の真上に投げてキャッチ。慣れてきたらキャッチまでの間に手を叩いたり、クルッと回転したり。少しずつ難易度を上げていきましたね。その後はペアになって手を使ったパスをに取り組んだ後、足で蹴ってパスをする練習をしました。

ボールの動きを目で追うのが難しく感じる子もいますね。追視や焦点を合わせるのが難しく感じる子、ボールの動きを見ながらタイミングを図ってキャッチするという複数の動作を同時に行うのが難しい子、ボールが向かってくるのが怖くて目をつぶってしまう場合もありますね。最初はボールの動きが予測できるよう、ゆっくり転がしたボールをキャッチすることから始めたり、近い位置から優しい力で投げることで目で追いやすく、また、動作へ移す判断も​しやすくして徐々に慣れていけるように取り組んでいます。また、トラップ動作で身体にあてても、「意外と痛くない!」と分かると怖くて目をつぶってしまう事も少しづつ減っていきます。

今回のドリブル、シュートの練習はサーキット状のコースを何周も取り組みました。途中からディフェンスが追加されたり、ゴールキーパーも投入され難しくなりましたが、速さも追い求める子も居てなかなか逞しかったです!

最後のメニューはお待ちかねの試合。なんとこの日の試合では、キーパーに挑戦してくれたお友達以外全員が1点以上の得点を決めるという激アツな試合展開!キーパーをやってくれた子もナイスディフェンスでした!

​暑い中、みんなよく頑張ったね!!!

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​ボールをよく見てキャッチ!

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​助走をつけて、スタート!!

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企業訪問レポート  

東急電鉄さま『鉄道おしごと体験』 

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鉄道おしごと体験

夏休みも終わりが近づいてきた8月下旬のこの日、​毎年恒例の企業訪問イベントを実施しました。今回訪問させていただいたのは、私たちにお馴染みの東急電鉄さま!OluOluサッカー教室に来るときや、学校に行くとき、遊びに行くときに東急電鉄を利用している子もたくさんいますね。

​2025年度の企業訪問イベントは東急電鉄さまが全面的にご協力下さり、OluOluと近隣の障がい者スポーツ団体の方を対象にした『鉄道おしごと体験』を開いてくださいました。訪問日のかなり前から、電車好きな子たちははワクワク楽しみにしてくれていました。スタッフの私たちも、ドキドキワクワク!​​

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​​​​当日は保護者様やご兄弟、ボランティアの皆さん、OluOluスタッフ合わせて約60名で駅に集合。駅ではたくさんの社員の方々が出迎えてくれました。​

まず私たちが向かったのは、駅員室。「駅の中ってこんな場所があるんだ~!」と普段は立ち入ることが出来ない場所にさっそく興奮した私たちでした。

​駅員室では、駅員さん、車掌さん、運転手さん、駅長さんにのお仕事について教えてもらいました。

事前に私たちから提出していた質問にも答えてもらい、子ども達は真剣な表情でお話に聞き入っていました。

その後、駅の清掃や駅舎等で使用されたリネン類のクリーニング、名刺作成などをされている株式会社東急ウィル様のお話を伺いました。社員の方は使命感を持ってお仕事に取り組んでいて利用客からの「ありがとう」という言葉や、ご自身に役割に大きなやりがいを感じて仕事に向き合っていることが言葉の色々なところから感じられました。そのように仕事にやりがいを感じる事ができる背景には、社員の方の特性を丁寧に理解し、無理のないステップアップをサポートする雰囲気が東急ウィル様にあるからだと思いました。

参加した保護者様からも、「社員の方の雰囲気が良く生き生きと働いていると感じた。」「社員の方のお仕事に対する気持ちが感じられ、話を聞きながら涙が出そうだった。こんな職場で子どもが働けたら良いなと思った。」という声が聞かれました。保護者さまにとっては、我が子の「将来の働く姿」を思わず想像してしまうくらい、素敵なお話でした。

​​​​駅員室での楽しいお話の後は、​駅ホームに移動。ホームでスタッフの皆さんんとおしゃべりしながら待つ私たちの目に飛び込んできたのは…なんと私たちだけの為に運行して下さった特別列車!!

駅長さんのカッコいい車内アナウンスと共に、興奮MAXの私たちを乗せた列車が走り出しました。車内では、みんなそれぞれ写真を撮ったり、運転席を見に行ったり。そして駅長さん、車掌さん、整備士さんが、お仕事で使う様々なアイテムやパンタグラフなどの機材を実際に手にして解説してくれました。

​列車内では、大勢の社員の皆さんが、子ども達ひとりひとりに分かりやすくお仕事のお話をしてくれて、子ども達はそれぞれ、知りたい事や見たいものにじっくりと触れ合うことがきました。保護者様からは、東急電鉄様の社員の皆さんが、本当に優しく子ども達に接して下さっていたことや、社員の皆さん電車が好きな事が伝わってくること、社員の皆さん同士が仲良く風通しがよさそうなことにも、素敵だなと感じた、と感想が聞かれました。

駅員室に戻ってきた私たち。最後は東急電鉄様のキャラクター、のるるんとの記念撮影。素敵なお土産をいただき、興奮の中、企業訪問イベントは終了しました。お土産の中には、社員の皆さんが手作りしてくれた『東急電鉄 はたらくみんなの おしごと図鑑』があり、子ども達は大喜び!

 

今回の企業訪問では、私たちの生活に最も身近な交通手段のひとつである鉄道のお仕事を教えてもらいました。一つ一つの確認、ルールや時間を守ることが、乗客の安全を守っているんだと実感しました。関係する大勢の社員の皆さんがチームとなってそれぞれのお仕事に取り組んでいることが分かりました。ルールを守ったり時間を守ったり、みんなで一緒に頑張るのは、私たちが毎月行っているサッカーとも通じるところがありますね。

​事前に何度もOluOluサッカー教室にお越しになり子ども達に分かりやすい説明の仕方を工夫して下さったこと、また日々のお仕事の中で様々なご準備を重ねて下さったこと、当日に大勢の社員の方々がご参加下さったこと、心から感謝の気持ちです。

東急電鉄様、東急株式会社様、東急ウィル様、本当にありがとうございました!!!

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OluOluが企業訪問を

続ける理由は…

障害のある子どもたちが大人へと成長していく中で、「どんな仕事がしたいかな」「自分の好きなことをどう活かせるかな」と、未来をポジティブに思い描けるように――。
そんな願いを込めて、OluOluでは毎年、企業訪問イベントを開催しています。子どもたちにとっては“働く”を身近に感じ、自分の未来を想像するきっかけに。保護者の方々にとっては、子どもたちの将来を一緒に考える大切な時間になります。

そして、この取り組みは、子どもたちの未来を一緒に育むために欠かせないものです。OluOluでは、訪問を受け入れてくださる企業を常に募集しています。子どもたちが実際の職場に触れることで、新たな夢や希望が生まれます。ぜひ、ご協力をお願いいたします。

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【編集後記】​

​夏休みの終わりと言えば、合言葉のように繰り返されるのが「宿題終わった?」でしょうか。皆さまのお家では、どんなテンションの「宿題終わった?」でしたか?スタッフの恩田は、宿題は夏休み初日からとにかくハイペースでやっつけて、7月中には宿題の呪縛から解かれて自由になりたいタイプの子どもでした。ウォークは反対に、夏休み終わりに一気に仕上げるタイプ! 計画的に毎日コツコツやるタイプの子もいらっしゃることでしょう。どんな風に宿題に取り組んだにせよ、この夏休みが子ども達にとってかけがえのない楽しい時間だったことを願っています★2学期も頑張りましょー!って、もう9月!? 1年も残り4か月…早すぎ…。

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