OluOlu通信
031号
2022年3月
寒い冬が明け、若葉の匂いが混じった風が感じられます。
桜の開花も年々早くなりますね。「校歌斉唱」とともに桜の花びらが舞っていました🌸。
3月12日
暖かい練習日でしたね。少し体を動かすとすぐに汗ばんできます。水分補給を忘れずに元気に練習!
参加者は5名、コーチ2名。今回は珍しく学生ボランティアの方がいない練習となりました。
ウォーミングアップは「コーンたおし」! 最初は大人がコーンを倒して行って、それを追いかけて子どもたちがコーンを立て直していきます。子どものなかには、倒している子もいましたね。人数的に直していく方が不利になりかけましたが、さすがOluOluの子どもたち!素早い動きでカバーしていきました。第2ラウンドは、子どもたちが倒していきます。みんな疲れてきてたのにも関わらず最後まで諦めずに動けました。拍手!!
ストレッチをしっかりした後は、「色々な動物の動き」をしながらコートのサイドラインから反対側まで移動します。
① うさぎ: 両足でめいっぱい遠くに飛ぶ 。ぴょんぴょん飛ぶのはいつもの違う感触が足の裏に伝わりますね。
② カンガルー: 手を胸の前でクロスし、高く飛びながら前方に移動 。うさぎの移動よりも難しいですね。早く飛ぶことよりも、飛び方に集中しましょう。
③ かに: サイドステップで素早く移動します。逆向きも同様にいきますよ。
④ くま: 両手両足をついて四足歩行で移動。 難しかったら膝をついてでも大丈夫。左右交互に両手両足を移動させます。
動物の動きを真似しての移動は、案外難しいもの。スピードよりも、どうやって体を動かすとより動物らしくなるか考えましょうね。コーチのキーワードをよく聞いて、体の部位を意識しながら移動できると良いですね。
水分補給をきちんとした後は、ドリブル&シュートを練習しました。まずは立っているコーンの間をドリブルしながらシュート。何度もやっている練習ですが、何度やって練習の度に気づくことがあると思います。上手にボール運びができるようになったら、秒制限を設けてよりスピード感を出していきます
次のシュート練習は、
1)まずコーチのボールをパス
2)ゴール近くまで走る
3)コーチがパスを出す
4)シュート
最初はコーチのいる位置を確認することから始めます。その次に、自分がどの位置に行けば、相手からのパスを受け取ることができるのかを考えます。そこからさらにゴールの位置を意識してシュートをする。練習としては何度もやっていることですが、コーチのパスの位置がどこに来るのかを予想しなければいけませんね。ボールのスピードと自分の位置を把握することがとても重要になってきます。
みんなどんどん上達しています。自分がどこを上達させたいのかを意識できるようになるとより高度な上達が目指せますね。
試合は、いつもの通り白熱!スローインのルールがしっかりと定着している印象がありました。ただボールを蹴るだけでなく、どこにいることが試合の流れに重要なのかを考えるようになったことは、最近の特に大きな成長ですね。
3月19日
前日が雨だったにも関わらず晴れました!OluOluサッカー教室の日は晴れることが多いような気がします。みんなの日頃の行いの良さが現れかもしれませんね🌞。
体調を崩した子が何人かいたこともあり、4名の参加。大学の期末試験の忙しさで、ボランティアの皆さんの参加もありませんでしたが、子どもたちは元気いっぱい!
この日は2021年度最後のレッスン!ということで、子どもたちがそれぞれどういう成長をしてきたのかを賞状にして、賞状の授与をしました!
『ファイティングスピリッツ賞』『攻めのディフェンス王賞』『ネバーギブアップで勝利!賞』『サッカーマインド最高!賞』などユニークな名前の賞状に、子どもたちは恥ずかしがりながらも、とても喜んでくれました。やっぱり賞状って嬉しいですよね。
さて、授賞式の後は、いつも通りに身体をたくさん動かしました。本日のウォーミングアップは、「ボール鬼ごっこ」 でした。鬼はボールを手に持って追いかけます。相手に投げてぶつけてはいけません。逃げてる人はお尻にボールでタッチされたら、鬼が交代! スペースを狭くして2回戦目。狭くなると当然より細かな動きが要求されますね。左右前後にみんな上手に動けていました。
今回のシュート練習は、前回のパス→パス(返し)→シュートという動きに加えて、シュートをするときに、「鬼のディフェンス」が入りました。シュートのみの場合は、ゴールに集中できますが、ディフェンスがいる場合は、ディフェンスの位置を避けてゴールに向けてボールを蹴ります。難しいですね。相手の動きを意識しながら、しっかりとゴールを狙いましょう。
そして最後は、恒例の試合をして、本日のOluOluサッカー教室が終了です。
3月19日の練習、みなさんいかがだったでしょうか?
チームスポーツに取り組む中で、どうしても感情のコントロールが難しい時があります。自分ができないだけでなく、味方や相手の動きが自分の意志と反する場合が多くありますね。素直に自分の感情を出す大切さもありますが、それだけでは団体競技は成り立ちません。
相手の気持ちを考えよう、と少し立ち止まってみる時間をもつことも大切ですね。なかなか難しい時もあると思います。その場合は、一度その場を離れてから、自分のタイミングで戻ってくることも一つの選択肢ですね。
スタッフ一同、子どもたちの心身の安全のためにどうすることが良いのかをその場その場で考え対応しています。保護者のみなさまのご意見も大切にしながら、傍にいる大人として、子どもたちに寄り添っていきたいと思っています。ときには厳しく接することもあると思いますが、ご理解いただけますと幸いです。
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公益財団法人倶進会様からの2021年度活動助成金で講習を受講しました。
バルシューレC級指導者資格を取得しました!!
3月下旬にスタッフの恩田が、NPO法人バルシューレジャパンによるバルシューレ指導者資格講習を受講し、C級資格を取得しました。
バルシューレを子どもの習い事としてご存知の方も多いと思います。バルシューレを英語にすると ball school の意味で、1990年代のドイツの大学で開設された、子どものための運動プログラムです。「すべての子どもにスポーツを」という主旨のもと、スポーツ科学の知見に基づき、子どもが楽しみながら様々なボール、様々なルールで、多様な運動やゲーム経験を積み、運動能力のみならず心身の健康に寄与することを目標としています。
バルシューレが最も主眼を置くことは、運動を楽しむことです。対象の子どもに、ふさわしいゲーム形式の中で自由度の高いボール運動に楽しく取り組むことが、結果的に多面的で創造的な運動発達を支える、という考えです。
OluOluサッカー教室では、サッカーの基本的な動き方はもちろんのこと、色々な動きに取り組んでいます。その中から、身体を動かす事の気持ちよさ、チャレンジすることの難しさと達成感、継続することの大切さ、仲間の存在を知ることを、自らの経験として積み重ねていって欲しいと願いながら活動を続けています。バルシューレの理念は、OluOluの活動にも通じる所が多くあることを学び、今後のバルシューレのメソッドを活動に取り入れていきたいと思いました。どうぞご期待ください!
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【編集後記】
この季節、テレビやラジオ、音楽配信サービスでも卒業ソングをよく耳にします。大人にとってはほろ苦いような、なんとなく甘酸っぱいような…。進級の子は1年間慣れ親しんだクラス、小学校を卒業する子は6年間通った学校や、顔を合わせた友達と離れる季節。「おめでとう!」「大きくなったね!」とお祝いされる中で、気持ちの振れ幅が大きい時期ですね。色々な思いを抱きながら、また1段、階段を登る子どもたち。新しい門出を迎える若者に幸あれ!! そういえば昔、サイン帳ってあったな~。