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OluOlu通信

026号
​2021年10月

秋の風が冷たく感じられるようになってきました
急に気温が下がったかと思うと、また次の日には上がったり。そして次の日には雨が降って寒かったり。なかなか温度調節が難しい季節です。何枚か違う上着があると、対応がしやすくなる季節になりましたね。また、コロナの状況が少し落ち着いてきたためか、学校行事が目白押しな一ヶ月でもありました!!みんな、お友達とのたくさんの思い出が作れるているといいですね!

10月23日

 この日は、土曜日だったせいか、なんと参加者3名でした!広いフットサルコートを思い切り走り回っても誰にもぶつかりません! ウォーミングアップはいつものしっかりとしたストレッチから、お相撲をしましたよ。

 お相撲はただやみくもに押すのではなく、意外とテクニックが必要です。一番大切なのは、腰を落として、足をしっかりと開いて自分を支えてあげること。そして身体のバネを使うことも重要ですね。みんな真剣な顔でコーチやスタッフを押してましたね。次は勝てるかも!

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どすこい!下半身に力を入れて、相手を円から押し出しますよ!!

 今日のメインレッスンは、「フェイント」。聞いたこともやったこともない子も、今日はきちんと基礎から習います。

 まず、なぜするのか? それは、相手に「え!?そっちに行くの!?」と思わせること。これができるようになるとドリブルで何人もの対抗チームを抜いてゴールまで一気に走り抜けることも不可能ではありません!

 ステップはこのように習いましたね。

 ①行きたい方向と反対の足でボール思い切り前に踏み込む(左へ行きたいのであれば、右足で踏み込む)。

 ②行きたい方向の足を先に出した足の横に持ってくる(ボールと最初の足の間)。

 ③行きたい方向の足の外側で、チョンとボールを移動してそのままドリブル。

これが難しい!!​ なので、ステップを分けて練習しました。

①まずはボールなしでのステップの練習。これに慣れたら、②ボールを置いてどこに足を置けば良いのかをイメージしながらステップします。さらにできるように慣れば、③2メートルほどドリブルして人がいる場所までボールを運び、フェイントをかけます!!

フェイントの練習の後は、ドリブルからシュートの練習でした。もちろん、ただドリブルをすれば良いのではなく、ドリブルをしながらコーンの合間をいってシュートを決める、という高度な練習です。しかも、コーンの合間はどんどんと狭くなっていく…。

でも、みんなこのチャレンジに果敢に挑戦してくれました。誰一人文句を言わずに、自分独自のチャレンジを更にかしてシュートへとつなげていましたね。コーンの合間をドリブルしていくことに加えて、その日に習ったフェイントを使う場所もありました。みんなきちんとポイントを押さえて「できるんだ!」という気持ちで何度もコースに挑戦していた姿が、今日の収穫だったと思いました!

 恒例の試合は子ども対大人でした。もちろん子どもの圧勝でしたが、そこでも色々なことにチャレンジしようとする姿や、点数を入れられて悔しいと素直に表現する姿、少ない人数の中でも最後まで体を動かして、息を切らせながらもはんべそかきながらも練習に参加してくれたことは、とてもよかったと思います。

​ また次回も、体力をつけながら果敢に自分にチャレンジしていきましょう!

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10月31日

 この日はハロウィン!スポーツひろば代表西薗一也さんを講師としてお招きして、『目指せ!ボールマスター!~ 投げる・受け取る 上達のコツ ~』というテーマで特別レッスンをしてもらいました。西園さんは、主に発達障害の子供たちに運動を教えている、いわゆるスポーツを教えるプロです。大きな身体と大きな声、そして大きな笑顔の西薗さんに1時間たっぷりとレッスンをしてもらいました!!

レッスンを始める前に、まず【お約束ごと】を西薗さんから! 

1.話を聞くときは、おへそを話をしている人の方向に向ける。

2.立って、座っての指示には1秒で反応!!

3.「できない」「やらない」「やりたくない」を最初に言わずに、まずやってみる!

​とても当たり前のように聞こえますが、この「お約束ごと」はレッスンを通して上手にみんな守ってくれましたね。11人という普段よりも多い人数でのレッスンでしたが、みんなのおかげで、レッスンの指示がとてもスムーズに通っていました。

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​きちんと聞けていますね

《準備運動》 コートを色々な形で横切りました。

​① いつも通り(前向き、後ろ向き)

② 爪先立ちで(前向き、後ろ向き)

③ かかと立ちで(前向き、後ろ向き)

④ できるだけ一歩一歩を大きく踏み出して

⑤ 一歩踏み出した時に大きく足を上げて、足の下で手をパン!

⑥ 全速力で

​ 後ろ向きが苦手な子も多いけれど、誰も「えぇー」なんて言いませんよ。頑張って取り組む姿をいっぱい褒めてもらえるのは嬉しいから!!西薗さんやスタッフ、ボランティアさんに励まされながら、みんなニコニコで取り組んでくれました。

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​できるだけ一歩を大きく!「ほら、足が前へいっぱい出てる!!」

《サッカーボールを使ってペアでボールを投げ合います》

 もちろんただ投げ合うのではなく、ちょっとした工夫を教えてもらいました。

①ボールを投げる人は、弓なりになって優しくボールを相手に投げます。受け取る人は、両手を使って胸で受けとります

​②もう一つの練習は、ボールを持っている人が相手にボールを転がして、相手はボールから目を離さずにボールに座ります!!これのタイミングがなかなか難しい!

​ 投げる方も受け取る方もボールから目を離さずにすることが、とても大切だということに気づきましたね。

 また、それぞれの練習の後に「6回やったら座って!」と言われた途端、投げる方も受け取る方も、ボールをとても丁寧に扱っていることにみんな気づいたと思います。なぜでしょうね?西薗さんにも言われましたが、「ボールを丁寧に扱うようになった」からですね。早く終わらせるためには、適当にやっていたらなかなか6回もできません。6回という限定された時間でやろうと思うので、より正確にすることが自然とできました。この時の気持ちを忘れずにいて欲しいと思います。

《テニスボールを使ってペアでボールを投げ合います》

 サッカーボールとは、感触も大きさも大きく異なるテニスボールを使ってボールを投げ合います。一瞬戸惑っていた子どもたちでしたが、すぐに興味津々。西薗さんに言われた投げ方を一生懸命に練習してくれました。

① 座った状態でまず投げっこ。投げる方は、ボールを持った方の肘を肩の高さより少し上に上げます→反対の手で肘が動かないように支え→肘から上の腕を大きく動かし、手首をスナップさせてボールを弓なりに投げます(軽い力でもビュンと飛んでいく)。

受け取る方は両手で包み込むように受け取ります。

 

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② 次は立って、より飛距離を伸ばす投げ方の練習をしました。

 まず大の字に立って、ボールを手のひらに乗せます。投げる手と反対側の手足を相手に向けます。両方の腕をぐるりと回転させる動きをして、投げる方の手が顔の前に来るタイミングで離します。この時に大切なのは、最後まで投げる方をきちんと見ること。

 少し慣れてくると、足の動きをつけます。大の字になってかまえ、前足(相手に近い方の足)を大きくあげ前に踏み込みます。それと同時にボールを持った手をグルンと回して投げます。この時も最後までボールの行く方向から目を離さないことが大切になります。

 「早く投げたい」「遠くへ投げたい」という気持ちがいっぱいあります。そうすると、地面にボールが叩きつけられてしまったりすることがあります。これは、ボールから手を離すタイミングが遅いせい。焦らずに腕を「ぐるん!」と回して、相手をしっかり見て投げる練習をしましょう。

​ これらのタイミングがあった時、みんなプロの野球選手みたいにかっこよくできていましたよ!

 

あっという間の1時間で、のびのびと体を動かすことができました。たくさんのことを教えてもらったので全部覚えきれませんが、今後のレッスンにもぜひ取り入れていきたいと思います。天気の良い秋空の週末には、ぜひ公園で練習してみましょう!!!

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何度も練習していましたね。どんどん足の踏み込み方が上手になっていっているのがわかりました

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最後はみんなで記念撮影。楽しかったーーー!!

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 【日本サッカー協会公認キッズリーダー講習を受講しました

 10月24日に、スタッフ恩田が埼玉県加須市にて、JFA(日本サッカー協会)公認キッズリーダーという指導者講習会を受講しました。大人になってからの学びの機会は本当にワクワクしますね。張り切って途中のお昼休憩で目一杯腹ごしらえをしたせいか、午後の実技で激しい腹痛に見舞われつらい目にあいましたが、とても気づきの多い時間を過ごすことができました。

 この講習会では6歳以下、8歳以下、10歳以下の子ども達にサッカーを教える人をサポートする内容です。OluOluでもすぐに取り入れることができることがたくさんありました。講習会を受講し感じたことをご紹介いたします。

グリーンカードの取り組み

 イエローカード、レッドカードは皆さんご存知の通り、サッカーの試合中に相手や審判を傷つけるプレーをした時、ルールを無視する行動をとった時などに、審判から出される注意のカードです。でも、そのようなペナルティに関する声かけと同じくらい、素晴らしい行動やフェアなプレーをした時にその姿勢を褒めることは大切です。ポジティブなフィードバックをすることで子どもたちはフェアプレーの精神を学んでいきます。そこで使うのが、グリーンカードです。例えば、敵チームのお友達が転んでしまっていたら手を差し伸べる、コーチが片付けをしていたら手伝う、仲間が困っていたら声をかける。OluOluでの是非取り入れたいと思った取り組みです。たくさんのグリーンカードが、OluOluサッカー教室で見ることができるといいなと感じました。

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​真ん中にある緑色のものが、グリーンカードです

​サッカーを学ぶ、ではなく、サッカーで学ぶ

 講習では、座学でサッカーに関することや指導法などを学ぶと共に、「動き作り」「おにごっこ」「ボールフィーリング」「ゲーム」の4つの系に分けて実技を行いました。

 指導者が考えなくてはならないことは、4つの系すべてに共通して、まずはサッカーの時間を楽しいものにする必要があること。そして、個人差に配慮しながら、すべての子がトライ&エラーを重ねながら経験を積んで次のステップに進めるサポートをするということ。おにごっこ一つをとっても、距離やルールの小さな変更が、難易度を大きく変えることを実際に身体を動かしながら体感しました。その日のメンバーや達成したい目標によって小さな変更をすることは、レッスンの楽しさを左右しますので、重要です。

 私たちは、サッカーの技だけを子ども達に伝えるのではありません。JFAの理念は、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。」です。私たちOluOluも、サッカーを通して、子ども達の生活がよりいろどり豊かになることを願って活動をしています。

 子ども達が、社会で生き抜くための力をつけるために学ぶ場所、そんなサッカー教室になれればいいなと、改めて感じた一日でした。

講習会は、公益財団法人俱進会様からの活動助成によって受講させていただきました。

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【編集後記】

 あっという間に11月です。今まで滞っていた学校行事が目白押しなようです。ゆっくりと休めない週末もあるかもしれませんので、休める時はきちんと休んで、これからくる冬に備えましょう!寒い冬こそ、体を動かすと頭もスッキリしますよ。

 10月は西薗さんによる特別レッスンがありました。いつもとは違う雰囲気の中、子どもたちも楽しそうでした。

 そんな中、ボランティアスタッフの一人がこんなことを言ってくれました。

 「色々な刺激を受けて、みんなもっとやりたい!っていう気持ちになってるっ!」

 刺激を受けると、もっと出来るんだ!と思える自分に出会えますね。そんな自分にもっと出会えるように、OluOlu一同みなさんと楽しく過ごせる時間をさら充実させたいと思っています。普段の練習はもちろん今後も特別企画を予定していますので、また参加してくださると嬉しいです。

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