OluOlu通信
008号
2019年10月/11月発行
10月は台風で練習が中止に。でもハロウィンサッカー教室は盛り上がりました!
大型の台風に何度も訪問された日本列島。各地で様々な災害が聞かれました。みなさまのご家族や親戚の方々で被害にあった方はいらっしゃらなかったでしょうか。亡くなられた方も何人もいらっしゃいます。この場を借りてご冥福をお祈りしたいと思います。
OluOluのサッカー練習も10月12日に予定されていましたが、鉄道各社が運転を見合わせたため、早々に練習をキャンセルすることになってしまいました。何よりも安全第一です。
お知らせした通り、今後も台風等の対応に関しましては、気象庁や交通機関の最新情報をもとに、開催日前日の夜7時までには対応を決定します。よろしくお願いいたします。
10月27日のサッカー教室は、いつもと趣向を変え、ハロウィンテイスト満載で行いました。見事、ゴーストたちを倒し、楽しいレッスンになりました。
みんなの成長がとても見られた11月のレッスン
11月は2回レッスンがありましたね。
17日はいつもの特別支援学校の体育館ではなく、イトーヨーカドー大井町店屋上のフットサルコートを借りました。都心ならではの風景と青空を楽しみながらサッカーができたので、少し特別な感じがしましたね。
今回のレッスンでみんなが思ったこと。それは、子どもたちがすっごく成長したなということ。
コーチの話を聞く。
順番を待つことができる。
他の子がプレイをしているのを見ることができる。
試合中に、相手の動きを見ることができる。
試合中に、ボールと自分の動きをきちんと把握することができる。
本当にあげたらきりがないくらいに成長したみんなを見ることができた有意義なレッスンだったと思います!
そして今回は新しいお友達も増えましたね。とってもフレンドリーで動くのが大好きなお友達です。これから、お互いをもっと知り合えたら良いですね。
さらに今回は、みんなに嬉しいプレゼントがありましたね。OluOluのお揃いのTシャツです。コーチやスタッフは黄色ベースのOluOluTシャツ、子どもたちは白色ベースのTシャツです。ポーズがバラバラなのはご愛嬌。みんなでビシッと決められるOluOluポーズを考案したいと思いますので、12月にまたみんなでサインしながら写真を撮りましょう。
11月24日のレッスン
スタッフのウォークが、オリンピック・パラリンピックのボランティア研修に行ってきました!
来年の夏に、オリンピックパラリンピックが開催されます。あと8ヶ月です!みなさんが興味のある競技は何でですか?
東京オリンピック・パラリンピックから新たに加わった種目が何種類かあるのをご存知でしょうか?
オリンピックでは、33競技が開催されますが、実は新たに5競技(野球、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィング)が加わっています。
パラリンピックは22競技が予定されていますが、新たにバトミントンとテコンドーが加わっています。競技数は変化していませんが、種目自体は12種目増えているそうです。見応えがありそうです!
さて、研修って何するの?と興味のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の研修は国立オリンピック記念青少年センターで行われました。会場には300人ほどのボランティアたちが参加して、とても熱気にあふれていました。
内容は、オリンピック/パラリンピックの歴史から始まり、競技内容の簡単な説明。同じ机に座った”仲間”といかに一瞬にして盛り上がれるか、というジャンケンを使ったワークショップもしました。ジャンケンでいかに盛り上がれるか。最初はみんなビックリしていましたけど、意外とできるものです。
研修の中でもとりわけ印象に残った45分間があります。全盲の職員さんが「障がい」についてのお話をしてくれたことです。
いくつかワークショックを行ったわけですけれども、一番最初一枚のパネルを見せられました。
車椅子に座った女性が、階段を通らないとたどり着けないお店というシチュエーションの絵です。
そこで質問されます。「この中で、『障がい』は何ですか?」
私は、「女性がお店に簡単にアクセスができないことが障がい」と書きました。要するに、車椅子ではお店に行けないのだから、階段が障がいで、そばには誰も助けてくれそうな人がいない、という理解です。
しかし、職員の人の説明は「車椅子に乗っていることが障がい」であると。一瞬わからなかったのですが、「障がい」というものは、一個人が持っている何らかの状態が社会の中で行動した時に支障をきたすのであれば、その原因が「障がい」ということですね。
なので、この女性の場合は、自力で歩けないことが障がいとなる。。視点の違いです。なので、私が書いた「階段が障がい」は、「社会的障がい」となって、個人が行動する場合に、不都合があるのであれば、それは社会が作り上げた「社会的障がいである」ということになるようです。
何だか難しいです。実はこの理解があっているのかも完全には自信がない。
要するに、「障がい」ということは、個々人が持つ、精神、身体、立場、年齢、外見、あらゆることを含めた要素において、不都合があれば、それが「障がい」として受け止められるということですかね。
こちらの研修でこういう定義についての認識をトピックスとして取り上げた、ということは、一般的なイメージの「障がい者(例えば精神障害や難聴など)」に対しての差別や認識のなさを指摘したかったのではなく、例えばLGBT(同性者愛や性同一性障がい者など)に対する差別、年齢を理由とした就職採用拒否など、あらゆる「障がい」について気づくことの大切さを教えていただいたのだと思います。
オリンピック・パラリンピックには、本当に様々な人が参加します。きっと今まで出会ったことのないような背景を持った人、考え方、外見。色々な人がオリンピック・パラリンピックという一つの大きな目標のもとに集まるのだと思います。想像もつきません。でも、「知らなかった」自分から「知っている」自分へ変化することによって、とてつもなく視野が開かれていくのではないか、という大きな期待を持たずにいられません。
そういった視点からオリンピック・パラリンピックを考えてみても、また面白いと思いました。
このことは、「Know Differences, Show Differences ちがいを知り、ちがいを示す。」という考えのもとで活動を進めている組織員会の考え方が大きく反映されているものと思いました。
最後に、全てのボランティアさんへ向けて松岡修造さんがビデオメッセージを送ってくれました。ここでお見せできないのがざんね。でも、想像できるようにとても熱いメッセージでしたよ。
そして、ボードに書いてくださった「全員団結」!の一言。会場の入り口にきちんと置いてありました。
みんなで団結して、その場にいる人もいない人も、日本が一つとなって2020年の夏を盛り上げていきたいですね!
24日は、品川区の御殿山小学校の体育館を借りて練習を行いました。小雨がぱらつく1日でしたが、元気に7名のお友達が来てくれましたね!
この日は、新しいボランティアスタッフが二人が来てくださいました。お二人ともとてもやさしい方々でしたね。とても楽しかったと、感想を伝えてくださいました。そのうちの一人は、中学1年生のお兄ちゃんで、みんなからすぐに慕われた、とても優しいお兄ちゃんでしたね。今後も引き続き来てくれるそうですので、楽しみにしましょう。
鬼ごっことストレッチで体をほぐした後、風船で上手に「球」を追う練習をしました。パートナーと一緒に上手に風船を扱わないといけなかったけれどお、なかなかどうして、みんな上手にやろうとする意思がたくさん伝わってきました。
ドリブル練習では「10回蹴りながらゴールまでいく」そして、「20回蹴りながらゴールまで行く」という課題がありました。ボールをチョコチョコと蹴るのは難しいです。でも、自分でボールを持っていきたいところに蹴ろうと思うと、この練習は必須!みんながそれぞれのペースで一生懸命やっている姿は、とても感動的でした。
シュート練習では、一つのポールに目掛けてボールを蹴ることがとても難しかったと思います。少し諦めてしまっていたお友達も見られました。
でも、これも練習あるのみ!また次回もいっぱいシュート練習しますよ!!
毎回同じようなメニューでも、少しずつ高度になったり、違うルーティンで行ったりします。子どもたちが指示をきちんと聞くという姿勢が少しずつ確立されていっていると思います。こうなると、上達へもつながっていきますね。
2019年最後の練習は12月22日です。是非また元気な顔を見せにきてください。