OluOlu通信
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​2019年9月発行
夏休みが終わりました。秋も元気にサッカーしましょう!!
楽しむこと 楽しませること

 長い夏休みも終わり、2学期が始まりました。

 8月はCPサッカー・障がい児サッカーもお休みでしたが、2学期初のレッスンが9月14日に行われました。

 この日は、OluOluが今年度助成を受けている公益財団法人キリン福祉財団さんから、理事の太田さんがご多忙の中見学に来てくださいました。最初から笑顔満開の太田さんは、ストレッチから練習に参加してくださって、最後まで笑顔でみんなのサッカーをしている姿を心から楽しんで観てくださいました。太田さんは、良いコーチや多くのボランティアスタッフによって安全でレッスンができていますね、というとても嬉しいコメントをしてくださいました。いただいた嬉しいコメントを糧に、これからもみんな楽しくサッカーをしていきましょう!

さて、2学期初レッスンは、じっくりとしたストレッチから始めましたね。みんなコーチの掛け声に合わせてしっかりとやっていたように思います。ストレッチは怪我の予防のためにどんな運動をする前にも大切です。ご家庭でスポーツをする時にも、是非積極的に取り入れてくださいね。

ストレッチの後は、こおり鬼をしてウォーミングアップをしました。みんななかなかすばしっこかったので、あっという間にみんな氷になってしまってました。この調子です。

​ドリブルの練習では、ちょうどよい力と方向に少しずつボールを蹴るのがとても難しいです。自分とボールの距離をコントロールするのが鍵となります。いっぱい練習して、ボールがどこかへいってしまわないように、そして早く移動ができるように意識しましょう。

みんなで順番にパスの練習もしましたね。随分とまっすぐ蹴ることができていました。お友達の名前を呼ぶときの声がまだまだ小さいかな。恥ずかしがらずに呼んでくれるといいなと思います!

夏休み明け初めての練習だったので、集中力を保つのが少し難しかった様子が見受けられました。練習のパターンをきちんと頭ではわかっていても、コーチに言われた通りに機敏に動くことが、なかなか難しそうです。次の練習では集中をしてお話を聞けると良いですね。

コーチの指示をきちんと聞けてそれを行動に移すことができると、より高度な練習をすることができます。一人一人の技術の強みが見えてきて、いろいろなことに挑戦してもらうことができます。

例えば、「よりまっすぐにあと5メートルボールを蹴ることができる」とか、「もう少しスピードを上げてまっすぐ蹴ることができる」など、同じことをするのでも、技術が上がると、自信にもつながりますね。

​コーチやボランティアスタッフは、みんながどんな風に成長していっているのか、しっかりと見守っています。

​以前はできなかったことができた!という一歩一歩みんなで喜んでいきましょう!

子どもが習い事をすることは、とても刺激的で、新しいことを学んで、前へ一歩進むためにとても良いことです。

私も子どもの頃、いろいろな習い事をさせてもらいました。公文に習字。ピアノもやってました。どれだけ大人になって役に立ったの?と聞かれると、習字は字の書き方でしょうし、公文は早く計算すること、でしょうか。いずれにしても、大人になるための絶対条件だったわけではなく、「こういうスキルがあると得をする、かもしれない。のでやってみた」というものが結構あるのではないかと思います。

今の時代、本当に色々な習い事があって驚かされます。単発の教室も多数あるので、保護者の方々は子どもたちがいかに様々な分野に触れて、いろいろな経験をすることができるのか、と考えながら様々な選択をすることができます。例えば、プログラミングは、もう直ぐ小学校でも必須科目とされるため、至る所で教室の広告を目にすることができます。療育施設なども、色々な理念やカリキュラムがあるので、何をどのように選択すればいいのか、と悩む保護者の方が多くいると思います。

OluOluのサッカー教室も、その選択肢の一つで、皆さんの選択理由も様々だと思います。サッカーをやらせてみたかった。何でもいいからスポーツをやらせてみたかった。きっかけは何であれ、こうして皆さんに出会えたことが何よりも嬉しいと思います。

サッカー教室を開催していて、何よりも嬉しいな、と思う瞬間が、子どもたちが嬉しそうに笑っている顔が見られた瞬間。そして、「楽しかった!また次回!!」という気持ちで体育館を出て行く背中が見れるときです。その笑顔が見れると、「OluOluを始めてよかったな」とつくづく思います。

何よりも、「楽しい」と思えること。それが「上手になりたい」とか「また来たい」という気持ちに直結します。楽しくなかったら、また来ようなんて思いませんものね。「楽しい」と思ってくれている顔を見ると「楽しませてくれてる」という気持ちも生まれて、コーチもボランティアスタッフも「楽しな」って思ってくれます。常にこれが循環するわけですね。とても良い空気が生まれていくと思います。今のこの雰囲気を大切にして、またみんなに「楽しんで」もらいたいと思います。

今回の通信では、自分の障害を飛び越えて、ひたすら自分が好きなこと、楽しいこと、そして人に楽しんでもらうことが大好きな、全盲自閉症、そしてピアニストでありシンガーであるKodi Lee (コーディー・リー)という男の子を紹介したいとおもます。

America’s Got Talentというアメリカの番組を聞いたことがありますか?自分の持っている才能を競い(もちろんかなりの努力をして、全米で披露できるだけの自信と“才能”を身につけた人たちが出場しています)、審査員の辛口の批評、全米の国民投票というそれこそ心臓が口から飛び出てしまいそうなステージに出なければいけません。

勝者には、日本円およそ1億円が渡される上に、ショーの中ですでにメディアにも注目されるので、即デビューも夢ではない。まさしくアメリカ生まれらしいです。

この番組に、コーディーが登場します。

お母さんと一緒に、白い杖を持って登場するコーディーに、見る人はきっとある程度の緊張感を持って彼の演奏を待つことになります。息子さんがピアノを弾きながら歌を歌う、と言うお母さん。「本当にできるのかしら?」と思ったのは私だけではないと思います。

でも、「準備はいい?」と聞かれて「うん」と言うコーディーの顔に迷いはありません。恥ずかしさや緊張もほとんど見られません。そして次に聞こえてくるのは、彼の素晴らしい歌声と高度なピアノテクニック。会場が歓声に包まれていきます。

自分が「楽しい」ことを他の人にも見て欲しい。「楽しんで」欲しい。そんな気持ちにまでさせてしまう彼は素晴らしいと思います。人前でパフォーマンスをする人には、ある程度の度胸と自信が必要となります。コーディーには確かにこの二つがある。でも、多分それ以上に、「楽しいんだもの!」と言う気持ちが強いからこそ、あれほどの舞台に立って、見る人を一瞬にして魅了していったのだと思います。

​みなさんも是非、コーディーのパフォーマンスを見て思い切り「楽しんで」ください。